アタッチメントとは?心理学におけるアタッチメントを解説!

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今回は心理学における「アタッチメント」とは何かをわかりやすく解説しようと思います。子供の自主性にも繋がるので,教育上も非常に大切なものと言えます。

アタッチメントとは

アタッチメントとは愛着と訳されますが,近年は誤解を招くということでカタカナで呼称されることが多いです。アタッチメントとはボウルビィが提唱した理論で,「個体がある危機的状況に接し,あるいはまた,そうした危機を予知し,恐れや不安の情動が強く喚起された時に特定の他個体への接近を通して,主観的な安全の感覚(felt security)を回復・維持しようとする傾性」(数井・遠藤,2005)とされています。簡単にいうとです。特に母親等の養育者とのアタッチメント形成が重要視されます。

なぜアタッチメントが大事なのか?

子供にとって親とのアタッチメントは大切と言われます。養育者との絆と考えられるアタッチメントがなぜ大事なのでしょうか。大きく分けて理由は2つあると考えます。

一つはアタッチメントが形成されることで,自他に対する基本的な信頼感を獲得できるからです。例えば,迷子のような緊張状態において,「お母さんは常に守ってくれる」というアタッチメントがあれば,子供はお母さんを信頼します。この信頼が他者との人間関係の基盤になるのです。

二つ目は基本的な信頼のもと,子供は挑戦をすることができ自律性,自主性につながるからです。何があっても守ってくれるという存在があるからこそ,子供は難しいことにチャレンジできます。これは子供の自主性につながり,学校において好成績をとる子供は必ずと言っていいほど自主性を身につけています。

したがって,安定したアタッチメント形成は,子供の人間関係と自主性を育むのです。

アタッチメントの種類と母親の影響

アタッチメントの種類を分けることが試みられてきました。今では安定型,回避型,抵抗型の3つ(4つと言う説も)に分けられると考えられています。エインズワースがストレンジシチュエーション法という方法で実験を行いました。実験方法は,まず子供と親と研究者が3人を一部屋に入れ,親に部屋から出て行ってもらい反応を観察,その後親に帰ってきてもらって反応を観察。という流れです。

3つの型において,親と別れるときの反応再開したときの反応その型の母親の特徴をそれぞれまとめていきます。

安定型のアタッチメント形成を行うことで,母親を信頼し,新たなことに挑戦したり,自ら動いたりする自主性の高い子供に育つのです。

余談ですが,男性と比べて母親の方が影響力が強いようです。時代の要素もあるでしょうが。

安定型

  • 親と別れるときの反応:多少の泣いたり混乱したりする。
  • 再開したときの反応:積極的に接触を求め,すぐに落ち着く。
  • 母親の特徴:
    • 子供の欲求や状態変化に敏感
    • 子供に無理な働きかけ,過剰な働きかけをしない。
    • 遊びや身体接触を楽しむ。

回避型

  • 親と別れるときの反応:泣いたり混乱したりという反応が見られない。
  • 再開したときの反応:明らかに親を避けようとする。(目をそらしたり)
  • 母親の特徴:
    • 全体的に,子供の働きかけに対して否定的
    • 身体的接触が少ない。(子供に笑いかけないなど)
    • 子供の行動を統制する働きかけが多い。

抵抗型

  • 親と別れるときの反応:強い不安や混乱を示す。
  • 再開したときの反応:叩くなどして怒りを示す。
  • 母親の特徴:
    • 子供の欲求や状態変化に鈍感
    • 子供に対する反応が一貫しない。(機嫌の良い時だけ身体接触する等)

終わりに

いかがだったでしょうか。子供の基本的な人間関係に関わってくるアタッチメント。回避型や抵抗型の子供につながるような教育をしてしまっているな,と思ったら,意識して改善していきましょう。

親からすると子供に勉強してほしいという気持ちがありますが,そのためにゲームを制限したり無理矢理させるのは,その一瞬は勉強するかもしれません。しかし,誰かに言われないと勉強しない子供になってしまうので気をつけなければなりません。

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