こんにちは。無限塾東京校校舎長の鈴木愛弥です。
文章理解の二つのレベルとして教科書の読み方を解説していきたいと思います。
教科書で勉強すると良い教科とは
まず,教科書で勉強するのが向いている教科と向いていない教科があります。向いている教科は暗記科目,ずばり日本史,世界史です。逆に向いていない教科は数学や物理などの演習が重要な教科です。
「文章理解」の2つのレベル
「文章を理解している」という状況は大きく分けて2つのレベルがあります。それがテキストベースと状況モデルです。結論から言うと状況モデルで理解することが重要です。
テキストベース
テキストベースでの理解とは「テキストがわかる」と言うことです。これはテキストを一語一句覚えるという訳ではなく,情報として理解する,と言うことです。
例えば,「赤ん坊が中隔欠損症を有している時,血液は肺を通して十分な二酸化炭素の除去ができない。そのため血液は黒ずんでいる」という文章をテキストベースで理解しようとする。
「血液が黒ずむのはなぜですか」という問いに答えることはできます。中隔欠損症を有している時,血液は肺を通して十分な二酸化炭素の除去ができないからです。
では「なぜ二酸化炭素を取り除けないのか」という問いはどうでしょうか。中隔欠損症がなんなのかを知らない限り,テキストベースでは答えることができません。そこで状況モデルで文章を理解してみましょう。
状況モデル
状況モデルでの理解とは「既有知識と統合してテキストを理解する」ということです。
既有知識として,肺が酸素と二酸化炭素を交換する。心臓は大動脈から酸素を多く含んだ血液を全身に送り,大静脈から二酸化炭素を多く含んだ血液を取り込み,肺へ送る。ということを知っていたら,「肺に穴があいているのではないか」とか「心臓から肺に上手く血液を送れないのではないか」と推論をすることができます。正解は「心臓の動脈血と静脈血を隔てている壁に問題があり,酸素が多い血液と二酸化炭素が多い血液が混ざってしまっているから」です。
終わりに
以上のように,教科書,特に暗記科目の教科書を読むときは,その前に書かれていたことを踏まえて,更にはそれと結びつけて文章を理解する必要があるのです。
但し,国語を解くときだけは違います。国語は書かれていることが正解,書かれていないことは間違いですので,テキストベースでの文章理解で解かなくてはいけないのです。

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