こんにちは。無限塾東京校校舎長の鈴木愛弥です。
この記事ではピグマリオン効果,ゴーレム効果に関してわかりやすく解説しています。親も教師も塾講師も教育を担う全ての人が意識するべきことです。恋愛にも応用できるかも?
ピグマリオン効果,ゴーレム効果とは
ピグマリオン効果とは最新心理学事典によると,「教師が,児童・生徒の学業成績の達成についてある期待を抱き,その期待が実現するように行動することによって,実際に子どもの学業成績に向上が見られる現象をいう。」と書かれています。つまり,人から期待されると人は期待通りに行動しパフォーマンスが向上する,ということです。
ゴーレム効果とはピグマリオン効果の逆で,人から期待されないと人はパフォーマンスが低下する,ということです。
ちなみにピグマリオンとはギリシャ神話の王,兼,彫刻家です。人間の女性に絶望し,大理石で作った女性彫刻を妻として愛していた。祭りでアフロディーテに彫刻が人間になることを願うと彫刻が人間になった。というお話がもとになっています。
ピグマリオン効果の研究
アメリカの教育心理学者ローゼンタールが提唱したものです。
「将来の学力の伸びが予測できる特別なテスト」と称し児童にテストを受けさせます。その後テストの結果に関係なく,先生がランダムに学力が伸びる子を指名する。すると1年後,名前を挙げた子の成績がそうでない子に比べ有意に向上したのです。
その理由は研究され続けていますが,一つに教師自身の行動が変化することが挙げられます。
| 項目 | 期待低 | 期待高 |
| 生徒から始められた勉強に関係した接触 | 1.79 | 7.38 |
| 教師による行動批判の数 | 4.92 | 2.04 |
| 正答が教師に褒められた割合 | 3.88 | 11.00 |
| 誤答が教師に叱られた割合 | 24.33 | 10.75 |
上記のように教師の期待の差によって,生徒への行動が変化します。教師も人ですので,期待している生徒の相手はしたいが,そうでない生徒の相手はしたくないのでしょう。現場の先生方は意識してないでしょうが統計的にそうなっています。
教師,保護者は子供にどう接するべきか
以上からわかるように,子供に期待をすると有意にその子の成績が向上します。教育に携わる方々は子供に大きく期待することが大事です。「君ならできる」と声を掛けることは無駄ではないのです。逆に「何にもできないなあ」や「うちの子バカなんです〜」といった言葉はゴーレム効果を起こします。
無意識の行動でさえ,生徒に影響を与えます。せめて子供への声かけは意識的に期待してあげましょう。
だからと言って手放しに褒めてももちろん良くないです。褒めるべきところできちんと褒めることが重要なのです。
おまけ:恋愛に応用?
「かわいいね」「かっこいいね」と声に出して,相手を期待することで,本当にかわいく,かっこよく?なるらしいですね。
あとは「浮気しないから安心」などと伝えると浮気しなくなるとか。試してみてください。

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